REMETTOP presents DISCO TOURS
グルーヴの魔術師、モーリス・フルトン襲来!
ここ恵比寿の地で、伝説の夜を幾度も作り上げたモーリス・フルトンが2019年も登場。さまざまなグループへの参加、そして名義を使い分け、1990年代初頭より、ハウス・シーンにおいて重要プロデューサー、DJとして活動。Syclops名義で2019年にアルバム『Pink Eye』をジャーマン・ディープ・ハウスの最重要レーベル〈Running Back〉からリリース。本名義が標榜する唯一無二の異形のファンク・サウンドで、その相も変わらずな“鬼才”っぷりを世に証明した。そしてDJはご存じのように、ディスコ~ディープ・ハウスを基礎骨格に、その腰にくるグルーヴは絶品そのもの!今回はタイムアウト・カフェにて、DJ NORIとMUROによる、日本を代表するハード・ディガー2人によるDJユニット、キャプテン・ヴァイナルともにプレイ。まさに洋の東西を問わない、トップ・レベルのディスコ・マスターたちによる共演になるのでは!
またお隣KATAではモーリスが生み出す先鋭的なサウンドに共振するクラブ・サウンドを。〈L.I.E.S.〉や〈Unknown To The Unknown〉といった海外の有力レーベル、さらに自身のレーベル〈10 Inches Of Pleasure〉からZZZで名義でアシッド・サウンドを生み出す、DJ NOZAKI。NYCのDiscwomanのメンバーを招聘するなどボーダレスに広がるダンス・サウンドの“いま”そこにあるエッジを体現するWWWβでのパーティ、KRUEをMari Sakuraiと主宰するMayurashkaが出演。
さらに両フロアーをまたいで現場をバックアップ&取り仕切るは2つのクルー=REMETTOP = REMEDY + FLATTOP。KOARAを拠点とするREMEDY CREW、さらにはハウスを軸にヒップホップやオルタナティヴ・ロックなどと刺激的な交流をオーガナイズするFLATTOP CREWと、イキの良い、東京のジェネレーションを垣間見ることができるだろう。(河村祐介)
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=Time Out Cafe & Diner=
Maurice Fulton
CAPTAIN VINYL〔DJ Nori & Muro〕
Pocho in the house
Desko Deska
bungo
=KATA=
DJ Nozaki
Mayurashka
YELLOWUHURU
k_yam
Hairi Oku
riku
REMETTOP presents
DISCO TOURS
2019.8.18 sunday
Time Out Cafe & Diner and KATA[LIQUIDROOM 2F]
start 15:00
adv.* 1,500yen
door 2,000yen
*RA<https://jp.residentadvisor.net/events/1300054>
info:LIQUIDROOM 03-5464-0800
supported by Budweiser
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▼Maurice Fulton
Grand Master Flashに影響を受け、ターンテーブルに魅了され、その後、それ以外のものに振り向くことはなかったと言う。13歳の頃から、すでにDr Scratch名義でヒップホップDJとして活躍しており、未だ最前線にて、常に実験的音楽を世に送り出している奇才プロデューサー、Maurice Fulton。
1984年、ボルチモアのゲイクラブ「HATS」にてガラージ・ミュージックをプレイ、2年後にはボルチモアで指折りのDJとして知られるように。当時のヒップホップシーンの暴力性を体験するなどし、ガラージの道へと傾倒していった彼は、伝説のクラブ「Odell’s」でのレジデントを担当する傍ら、ボルチモアのレコード・ショップで働くようになる。ここで、現在のBasement Boys、Tommy、Teddy、Jayに出会い、トラック制作に関わるようになる。モーリスのキーボードとドラム・プログラミングは、Basement BoysがプロデュースしたUltra Nate や Crystal Watersの作品で聞くことができる。
1996年、NYに拠点を移し、Warp、SSR、Discfunction、Nuphonic、Transfusion、Pagan、Sahkoなどのレーベルから様々な名義で作品をリリース。実験的でアブストラクトな彼の作品は、シングルはもちろん、自身の波瀾万丈な人生をストーリー展開したアルバムまで、ヨーロッパにおいて絶大なる支持を受けた。2000年、メルボルンへ移り住み、自身のレーベル、Bubble Teaseを立ち上げる。現在は、イギリスのシェフィールドに拠点を移し、妻でもある「MU(カナモリムツミ)」のプロデュースも手掛け、エレクトロで挑発的な彼のトラックは、ハウス・ファンだけでなくテクノ、ブレイクビーツ、ジャズと、ジャンルを越えて絶大な評価を得ているのである。
2005年には、Liquid recordingsよりBoof名義でアルバム『A Soft Kiss By a Rose』をリリース。さらに2011年『Shhh, Dandelions At Play (Running Back)』、2015年3月『The Hydrangeas Whisper (BubbleTease Communications)』と続き、2016年はDJ Noriとの共作『We Don’t Know Ep』、2017年はMutsumiの『Mutsumi』、2018年、モーリスプロデュースによるバンド、Syclopsの『I’ve Got My Eye On You』をリリース。さらにRoisin Murphyの”All My Dreams / Innocence”や”Plaything”をプロデュースするなど、高いクオリティとオリジナル性のあるアレンジで、より一層の幅広いファンを獲得し続けている。
またDJとしても世界中を飛び回っており、日本においては2019年のRainbow Disco Club Red Bull Stageでの出演のほか、毎年夏の時期にフルトン一家が里帰りする度に、クラウドを発狂させフロアを魅了するモーリスワールドを体験できるということは、ある意味とても幸運なことなのではないだろうか。
BubbleTease Communications https://bubbleteasecommunications.bandcamp.com
Instagram https://www.instagram.com/mauricefulton/
Facebook https://www.facebook.com/maurice.fulton.94
▼CAPTAIN VINYL〔DJ Nori & Muro〕
DJ NORIとMUROによるプロジェクト。
あらゆるジャンルを網羅した選曲はクラウドを魅了し、ゲストとしても国内外に招聘されている。
4/25には名義発のMIX CD『DIGGIN’ DISCO presented by CAPTAIN VINYL』をユニバーサルからリリース。
▽DJ Nori
’86年に渡米、Larry Levanと共にプレイする経験を持つ。映画『MAESTRO』では、世界のダンスミュージック・シーンに最も影響を与えたパイオニアのひとりとして出演。’06年、初のミックス・アルバム『LOFT MIX』をリリース。
’09年、キャリア集大成ともいえる“DJ NORI 30TH ANNIVERSARY”を開催。前人未到の30時間ロングセットを達成。2013年6月より青山ZEROにて新パーティ<Tree>を始動。
同年、<Salsoul>と<West End>の音源をミックスした『Spirit Of Sunshine – Nori’s West End Mix』を<OCTAVE LAB>よりリリースし、海外でも人気のシリーズとなる。
また奇才プロデューサー、Maurice Fultonとの交流も深く、共同制作した楽曲を収めたEP『We Don’t Know EP』<Running Back / Bubbletease Communications>も国内外で高い評価を得ており、楽曲制作においても活躍。
2015年11月25日に、再びミックスCD『Take The N Train -Nori’s Mix-』を<OCTAVE-LAB>よりリリース。2017年には同じく<OCTAVE-LAB>よりダンス・クラシックスの宝庫<TK Records>の膨大なカタログから選曲したDJミックスCD『GHETTO DISCO: Nori’s T.K. Disco Session』をリリース。
さらに”King Of Diggin”こと、MUROとのユニット、CAPTAIN VINYLでの活動においては、渋谷Contactでのレギュラーパーティに加え、Boiler Roomアニバーサリーへの出演や、2018年にはミックスCD『DIGGIN’ DISCO』をリリース。
また、当時のNYをリアルタイムで経験した人物として、『C’5 Vol.2 中村キース・ヘリング美術館10周年記念~キース・ヘリング・ナイト~with Red Bull Music Academy Workshop session(2017年)』に出演、『Pop, Music & Street キース・ヘリングが愛した街 表参道(2018年)』展ではコメントを寄稿。
40年近いキャリアを持つ今もなお、音楽のみならずあらゆるカルチャーシーンにおいていまだ精力的に活動を続けており、音楽のかけ方、音楽そのものの表現方法を知るDJとして、世界の至宝と呼ばれる所以となる。
▽Muro
日本が世界に誇るKing Of Diggin’ことMURO。「世界一のDigger」としてプロ デュース/DJでの活動の幅をアンダーグラウンドからメジャーまで、そしてワールドワイドに広げていく。現在もレーベルオフィシャルMIXを数多くリリースし、国内外において絶大な支持を得ている。新規レーベル“TOKYO RECORDS”のプロデューサーにも名を連ね、カバーアルバム【和音】をリリースするなど、多岐に渡るフィールドで最もその動向が注目されているアーティストである。
▼DJ Nozaki (ZZZ/IOIOP)
イタリアでの俳優修行時代、かのDANIELE BALDELLI翁からのご寵愛に端を発し、ロッキー山脈攻略で築いた〈MOOD HUT〉クルーやEDDIE Cらとのカナディアン・フレンドシップまで、旬すぎるワールド・コネクションを保持しつつも、自身のプライベートレーベル〈10Inches Of Pleasure〉からは、ブッダブランド飛葉飛火MC逆回転のイルハウスや、DJ 1-Drinkをフィーチャーした強酸LOFIモノといった、もはやゴム手袋なしでは触れるな危険の高濃度カタログをリリース。某COS/MESライブラリ保管機関へのいちいち世知辛い変名義で参画や、さらにはNYのエクストリーム集団〈L.I.E.S.〉からのシングル発表等、国内最深部より、その神秘のキャリアとステップシーケンサーを虎視眈々と光らせる混沌の音楽活動家にしてナチュラルボーンアシッドマイスター。(Translated by Sisi)
▼Mayurashka
HOUSEを軸にTECHNO、INDIE、DISCOをプレイ。NTS radioやBerlin community radioなど国外へのミックス提供、音楽連載執筆のほか、国内のクラブのみならずdommuneやboiler room tokyo、red bull music festivalなどにも出演。2019年からは自身がオーガナイズするパーティー「KRUE」を始動。
https://boilerroom.tv/recording/mayurashka
https://jp.residentadvisor.net/dj/mayurashka
▼REMEDY (k_yam,Pocho in the house,Hairi Oku)
偶数月の第4日曜日にKOARAにて開催されているレギュラーデイパーティ。デイパーティという条件を活かし、都内で指折りのサウンドシステムを誇るKOARAでの音の鳴らせ方が特徴的。 直近8月のREMEDYではレコードディガーなChloé Juliette、ラッパーのPLASTICMAIを招聘する。
▼FLATTOP (YELLOWUHURU,riku,Desko Deska,bungo)
音楽実験空母団体
https://www.flattopflattop.com