8/8 Tokyo Beats & Brews #4
EVENT
東京に脈々と伝わるジャズの文化は様々に分岐と合流を重ねながら新しいフォームとシーンを生み出している。タイムアウト東京が手掛ける「Tokyo Beats & Brews」は、そんな東京の最前線で夜な夜な繰り広げられる創造の営みを伝えるイベントとして誕生した。
今回は第4回。前回に引き続き、レジデント・ミュージシャンとして、菊地成孔のDC/PRGやラディカルな意志のスタイルズでリズムセクションを支えてきたドラムスの秋元修とベースのYuki Atoriが参加。超絶技巧に裏付けされた、ダイナミズムあふれる演奏に驚かされるだろう。
そして、今回はサックス奏者の大谷能生(おおたに・よしお)が登場する。菊地成孔との活動でも知られるが、ジャズからアブストラクト、ヒップホップ、エレクトロニックミュージックまでジャンルを横断するのみならず、ラップ、朗読などでもその才能を発揮。一体どんなセッションになるのか、今から待ち遠しい。
かつてのニューヨークのロフトジャズシーンのように純粋にミュージシャンが音を紡ぎ合い新たな音楽世界をつくりあげていくことを目指す。オーディエンスはクリエイションの現場の目撃者としてまた共犯者として参加して欲しい。とはいえ、音楽は楽しむものだ。腕組みをして難しい顔をして聴くことはない。ミュージシャンたちのチャレンジをリラックスして楽しみ、奇跡の瞬間が訪れたら祝福すればよい。
そしてもうひとつ。「Tokyo Beats & Brews」のBrewsについて触れておこう。第4回目は、中央線・武蔵境駅の高架下にある、わずか10平方メートルほどのスーパーマイクロブルワリー「26K(ニーロクケー)ブルワリー」が参戦する。
提供しているクラフトビールはいずれも武蔵野の水を使用したビールで、地元の素材を吟味し、丁寧に醸造。製造量が限られており、クラフトビールとの出合いは一期一会だ。武蔵境産のトウガラシを使用したスパイシーなレッドエールなど、個性的なラインアップも多い。今回はタップで数種類用意するほか、同時に異なるフレーバーが味わえる「飲み比べセット」を販売する。暑い夏に最高の出合いをしてほしい。
武蔵境産のトウガラシを使用したスパイシーなレッドエールなど、個性的なラインアップも多い。今回はタップで数種類用意するほか、同時に異なるフレーバーが味わえる「飲み比べセット」を販売する。暑い夏に最高の出合いをしてほしい。お得な「飲み比べセット」付き入場券もPeatixで購入できるので、ぜひ利用してほしい。
詳細はLINE公式オープンチャットをチェックしよう。
日時:8月8日(木) 18:30開場 19:30スタート 21:45終演予定
入場料:2,500円(ワンドリンク付き)
当日券:3,000円(ワンドリンク付き)
会場:Time Out Café & Diner
Artist
Yuki Atori(Bass)
1994年2月10日生まれ。兵庫県神戸市、千葉大学工学部出身。 ジャズフュージョンベーシスト。 45th YBBJC優秀ソリスト賞など数々のコンテストで賞を獲得。ALI、Bialystocks、Q/N/K、オーニソロジーなど多くのアーティストのレコーディングに参加。「SUMMER SONIC」などのフェスにもサポートで出演している。Ibanez Bass Atrist のトップページに日本人で唯一搭載され、「EHB1005F Fretless Bass」のプロモーションビデオに出演。Instagramでの演奏動画も話題を集めており、フォロワーは10万人以上を誇る。
秋元修(Drums)
札幌出身。2014年、洗足学園音楽大学ジャズコース首席卒業。Wacken Open Air 2013にMysterious priestessとして、Montreux Jazz Festival Japan 2017に菊地成孔プロジェクトとして出演。2020年、単身渡氷。DC/PRG, ラディカルな意志のスタイルズ,スガダイロー/New little one, Mysterious priestess, Klehe, 36平均律Lofi-Hiphopなどで活動している。
Guest:大谷能生(Sax)
1972年生まれ。音楽家、批評家。サックスその他の演奏で数多くのバンド、セッションに参加する他、演劇・ダンス作品など舞台芸術にも深く関わる。著書に『日本ジャズの誕生』(瀬川昌久との共著)、『植草甚一の勉強』『平岡正明論』『歌というフィクション』『〈ツイッター〉にとって美とはなにか』『20世紀ジャズ名盤100』など多数。